
マイクロバスは一般的に「乗車定員11〜29人・車両総重量8トン未満」のバスです。部活動の遠征・ホテルや幼稚園の送迎・冠婚葬祭の移動などに使われます。この記事では定員・免許・主要車種・レンタルと購入の比較をまとめます。
マイクロバスの定義
日本の道路運送車両法では「小型バス」に分類され、高速道路の料金区分では「中型車」に該当します。用途や法律によって呼び方が変わるのが特徴です。
主要車種とサイズ
| 車種 | メーカー | 特徴 | 定員の目安 |
|---|---|---|---|
| コースター(Coaster) | トヨタ | 国内シェアNo.1。信頼性とリセールバリューが高い | 24〜29名 |
| ローザ(Rosa) | 三菱ふそう | 唯一の4WD設定あり。雪道・山道に強い | 25〜29名 |
| リエッセII(Liesse II) | 日野 | コースターのOEM車。商用車ネットワークが強み | 24〜29名 |
日産・シビリアンは2021年に生産終了しましたが、中古車市場では依然として人気があります。
運転に必要な免許(2007年改正に注意)
乗車定員11〜29人のマイクロバスを運転するには「中型免許(8t限定なし)」または「大型免許」が必要です。
重要な注意点:2007年6月1日以前に取得した「普通免許(現在の8t限定中型免許)」では定員10人以下の車両までしか運転できません。マイクロバス(11人以上)を運転するには、限定解除または中型免許の取得が必要です。
また、営利目的(運賃をもらって人を運ぶ場合)はさらに「中型二種」または「大型二種」免許が必要になります。
レンタルと購入の比較
| 比較項目 | レンタル | 購入(中古) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 低い | 高い(300万円〜) |
| 1日あたりのコスト | 3万〜5万円程度 | 利用頻度が高いほど下がる |
| 維持費 | 不要 | 駐車場・税金・保険・車検が必要 |
| 繁忙期の予約 | 取りにくい | 問題なし |
| 年間利用回数の目安 | 年10〜20回以下 | 年20〜30回以上 |
購入する場合、維持費の中で特に大きいのは「駐車場代」と「車検費用」です。マイクロバスは1年ごとの車検が義務付けられており、タイヤ等の消耗品も普通車より高額になります。
また、ディーゼル車は排ガス規制(NOx・PM法)により登録できない地域があるため、購入前に確認が必要です。
導入前チェックリスト
- 運転手は8t限定なしの中型免許または大型免許を持っているか
- 乗車人数(補助席含む)は何人か(20人超ならマイクロバスが必要)
- 全長7m前後の車両を停められる駐車スペースと進入路の道幅は確保できるか
- 営利目的の場合は二種免許が必要(確認を忘れずに)
まとめ
- マイクロバスの定員は11〜29人、車両総重量8トン未満が目安
- 運転には中型免許(8t限定なし)以上が必要。2007年以降取得の普通免許では不可
- 主要車種はコースター(トヨタ)・ローザ(三菱ふそう)・リエッセII(日野)
- 年間利用が多い場合は購入、少ない場合はレンタルが経済的







