「五月雨式に申し訳ございません」の正しい意味とビジネスメール例文

ビジネスメールを送った直後に添付ファイルを忘れた、追加で伝えなければならないことが出てきた——そんな時に使うのが「五月雨式(さみだれしき)に申し訳ございません」というフレーズです。

「五月雨って雨のこと?」と思う方もいるかもしれません。この記事では言葉の正しい意味から、そのまま使えるメール例文、使ってはいけないNGシーンまで解説します。

「五月雨式」の意味

「五月雨(さみだれ)」とは、旧暦の5月(現在の6月頃)に降る梅雨のことです。

梅雨の雨は降ったり止んだりを繰り返しながら断続的に続きます。ここから転じて、ビジネスでは以下の意味で使われます。

  • 五月雨式:物事が一度に終わらず、断続的に続くこと
  • 五月雨式に申し訳ございません:「一度にまとめて連絡できず、小分けに送ってしまってすみません」というお詫び

「本来なら一度で済ませるべきところを、手際が悪くて何度もお手間を取らせてしまいます」という相手への配慮が込められた言葉です。

そのまま使えるメール例文

添付ファイルの忘れ・追加送付

件名:【資料添付】先ほどのメールの補足

〇〇様

お世話になっております。〇〇の〇〇です。

五月雨式に申し訳ございません。
先ほどのメールに添付し忘れておりました資料をお送りいたします。

お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

情報の訂正・追加連絡

件名:【訂正】お打ち合わせ日程について

〇〇様

五月雨式のご連絡となり申し訳ございません。
先ほどご提示した日程に一部誤りがございました。

(誤)10月5日(月) 14:00
(正)10月5日(月) 16:00

混乱を招いてしまい恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

納品物を分割して送る場合

件名:〇〇案件の納品について(1/3通目)

〇〇様

五月雨式の納品となり恐縮ですが、
まずは完成いたしましたAパターンをお送りします。

残りのBパターン、Cパターンについても、
本日中に順次お送りいたします。

使ってはいけない3つのNGシーン

口頭(会話・電話)で使う:「五月雨式」は書き言葉としての性格が強い表現です。会話では「度々すみません」「何度も申し訳ありません」が自然です。

重大なミスの謝罪:「五月雨式」はあくまで「連絡の手順」に対するお詫びです。重大なクレームやトラブルの謝罪には論点がずれるため使わないようにしましょう。

相手が意味を知らなそうな場合:新入社員や日本語に不慣れな方に対しては「立て続けにご連絡してすみません」と言い換えるのが親切です。

言い換えバリエーション

フレーズ使いどころ
五月雨式に申し訳ございませんメールで追加連絡する時(標準的)
度々申し訳ございません口頭・メール問わず使える
矢継ぎ早に申し訳ございません短時間で連続して連絡する時
重ねて申し上げますが念押しや再度のお願いをする時

迷ったときは「度々申し訳ございません」が誰にでも通じる無難な選択です。

まとめ

「五月雨式に申し訳ございません」は、連続してメールを送る際に相手の手間を気遣うクッション言葉です。

  • 書き言葉であり、メールでの追加連絡に適している
  • 重大な謝罪には使わない
  • 迷ったときは「度々申し訳ございません」で代替できる

次回追加メールを送る際に、冒頭にこの一言を添えてみてください。

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